こんにちは、ママミーです。
赤ちゃんとの授乳タイムは、ママにとってとっても特別な時間。
でもその一方で、「胸が張って痛い」「しこりができた」「熱が出てしんどい」と、乳房トラブルに悩まされてしまうこともありますよね。
乳房トラブルは誰にでも起こりうるもので、きちんとケアすれば乗り越えられます。
今回は、よくある乳房トラブルの原因と、できるだけ快適に過ごすための対策について、お話ししていきますね。
目次
乳房トラブルのよくある原因
乳房トラブルにの原因は様々ですが、根本的な原因は大きく3つです。
(1)母乳がスムーズに出ていない
赤ちゃんがうまく吸えなかったり、授乳間隔が空きすぎたり、同じ側ばかりで授乳したりすると、母乳がスムーズに流れず、乳腺が詰まりやすくなります。

詰まりが続くと、しこりや炎症につながってしまうよ
さらに、授乳時の姿勢や赤ちゃんのくわえ方が浅いと、しっかり飲み切れずに母乳がたまりやすくなることも。
(2)乳頭や乳口が傷ついている
乳頭に小さな傷ができたり、乳口に白い点(白斑)ができたりすると、母乳の出口がふさがれて詰まりやすくなります。
そこに細菌が入り込んでしまうと、乳腺炎のような炎症になることもあるんです。
(3)ママの体調や生活リズムの乱れ
意外と見落としがちなのが、ママ自身の体調です。
寝不足やストレス、疲れ、冷え、食事の偏りなどがあると、免疫が下がって炎症が起こりやすくなったり、母乳の質や流れに影響が出たりします。
特に産後はママの身体も本調子ではないので、心と体をいたわることがとても大切なんです。
おうちでできる乳房トラブルの対策
「痛くなってから慌てる」のではなく、日頃のケアで予防できることもたくさんあります。
今すぐできる乳房トラブルの対策を一緒に確認してみましょう。
授乳姿勢を見直す
赤ちゃんのお口がしっかり乳輪までくわえているか、ママの体勢はラクか、毎回確認してみましょう。
授乳姿勢
- 赤ちゃんの体は一直線に、赤ちゃんのお腹とママのお腹を向き合わせ、ピッタリくっつくようにする
- 背筋を伸ばし、前かがみになりすぎないようにする
- おっぱいをサポートしながら、赤ちゃんが大きく口を開けたタイミングでおっぱいを含ませる。

大きなハンバーガーを食べるイメージ!
抱き方を変えるのも、飲み残しを防ぐコツになりますよ。

横から見た時に赤ちゃんの唇が薔薇の花、ドナルドダックのお口になっていればOK!
左右バランスよく授乳する
「気づけば右ばかり授乳してた…」なんてこともありますよね。
左右交互に授乳することで、どちらかに偏って母乳が詰まるのを防げます。
授乳間隔をあけすぎない
赤ちゃんがよく眠る日やお出かけで授乳が遅れたときなど、乳房が張りすぎてしまうことがあります。
少しでも張りを感じたら、搾乳したり、赤ちゃんに少し飲んでもらったりして、母乳がとどまらないようにしましょう。
食事・水分・睡眠を大切に
授乳はとてもエネルギーを使うもの。
タンパク質や鉄分、ビタミンなどをしっかり摂って、こまめな水分補給も忘れずに。
まとまった睡眠はとりづらいかもしれませんが、赤ちゃんと一緒に少しでも休む時間を作れると◎。
冷え・ストレスに注意
授乳中の乳房はとてもデリケート。
体が冷えることで循環が悪くなり乳房トラブルを引き起こす原因になります。
冷房の風が直接当たらないようにしたり、足首を温めたりすると循環が良くなります。

足首には冷えを良くするツボ(三陰交)があるよ!
また、ストレスも母乳の分泌に影響します。
「頑張りすぎない」「自分にもやさしくする」ことを心がけて、適度にリフレッシュしてくださいね。
しこりや痛みを感じたら
基本的には赤ちゃんに吸ってもらうことが1番の対処法になります。

しこりや痛みがある部分を圧迫しながら授乳してみてね!
授乳をしても改善せず、痛みが強い、熱が出た、赤みが強いといった場合は、母乳外来や専門機関へ相談しましょう。
我慢しないで、専門家に頼る
「こんなことで相談していいのかな?」と思うママも多いのですが、乳房トラブルは放っておくと悪化することもあるので、早めの対応がとっても大切です。
- 熱が出た、寒気がする
- 授乳のたびに痛む、しこりが繰り返す
- おうちでケアが難しい
これらの症状がある時は、母乳外来や助産師に相談をしてください。

赤ちゃんを連れて受診が大変な時は訪問助産師サービスの活用もおすすめだよ!
まとめ
乳房トラブルは、誰にでも起こる可能性があります。
決してママの努力不足ではありません。
「つらい」と感じたら、ひとりで抱え込まずに母乳外来や助産院で相談をしてくださいね。